骨密度を測りませんか?|姫路市の夢前川駅より徒歩5分の整形外科|さとう整形外科

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骨密度を測りませんか?

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2026年7月03日

骨密度を測りませんか?

雨が上がって晴れ間がのぞくたびに暑くなり、夏本番が近づいているように感じます。じんわり汗をかくことが多くなっており、脱水予防も大事な健康対策になりますね。

さて、本日当院に骨密度計が設置されました。スタッフに使い方を練習してもらって、来週から実際の検査を行っていく予定としております。本当なら4月に設置して開院から骨密度検査ができる予定でしたが、骨密度計の部品を作っている工場のトラブルで納入が遅れてしまいました。当院での骨密度検査についてお問い合わせいただくことも何度かあり、大変長らくお待たせしましたが、ようやく導入することができそうです。最初は混雑している時間では予約を取って検査を進める予定としております。

さて、骨密度を調べることがなぜ大事かといいますと、骨粗鬆症という病気が関わってくる話になります。骨粗鬆症は簡単にいうと骨がもろくなる病気です。もろくなった骨では歩いていて転倒するような小さな衝撃で股関節の骨(大腿骨)や背中や腰の骨(脊椎)を骨折してしまう可能性が高くなります。これらの骨折は歩く機能に密接にかかわり、適切な治療ができなければ日常生活の質(ADL・QOL)が低下してしまう要因になりえます。最悪、寝たきりになる可能性もあり、命に関わるような(生命予後に関わる)骨折として避けたい骨折とされています。これらの骨折を避けるための対策として、骨をもろくしないこと、つまり骨粗鬆症の予防あるいは治療が必要になってくるわけです。

骨粗鬆症は非常にありふれた病気と言われています。推定では日本の骨粗鬆症患者は1590万人(人口の8人に1人以上!)とされています。ご高齢の方で特に女性が骨密度の低下を認めやすく、骨粗鬆症になりやすい傾向にあります。骨密度低下の主な要因は加齢と女性ホルモンの消退とされており、「60歳以上の女性に骨密度検査をすれば、ほとんどの場合低下を認める」と以前に話されている開業医の先生がいらっしゃいました。当院に骨密度検査についてお問い合わせ頂いた方もこの条件を満たす方が多く、実際にこれから検査するとどれだけ低い数値になるだろう?と心配しております。もちろん男性の方も加齢が骨密度低下の要因になっていますので、ご高齢の方には検査して頂くことを勧めさせて頂きます。

骨密度低下=骨粗鬆症というわけではなく、骨粗鬆症には診断基準があります。骨密度を評価する時に参考にする数値が若年成人平均値(YAM)と言われるもので、若い人の骨密度をものさしとして何%くらいかを表すものになります。この数値が70% 以下であれば骨粗鬆症と診断されます。また、過去に大腿骨近位部骨折、椎体骨折という骨折を経験している人は骨密度に関わらず骨粗鬆症と診断するという基準になっています。

骨密度を調べるにはいくつかの方法があり、手関節の骨をレントゲンで測定する方法や踵の骨を超音波で測定する方法もありますが、腰椎もしくは大腿骨を2種類のレントゲンで評価するDXA法が現行の骨密度検査の中で信頼性が高い方法として骨粗鬆症のガイドラインで推奨されています。当院で採用している骨密度計はこのDXA法で腰椎、大腿骨を測定できるものを導入しています。骨密度が低下しているか、治療介入が必要な骨粗鬆症がないか、是非当院で検査してみてください。骨粗鬆症と診断されれば治療を提供させて頂きますので、骨折を起こさないよう予防をしていきましょう。

骨粗鬆症の治療についてはまた次回の医療コラムで話をさせて頂きます。

参考文献:骨粗鬆症の予防と治療 ガイドライン2025年版 日本骨粗鬆症学会編 2025年

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