AIカルテを導入しました|姫路市の夢前川駅より徒歩5分の整形外科|さとう整形外科

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AIカルテを導入しました

AIカルテを導入しました|姫路市の夢前川駅より徒歩5分の整形外科|さとう整形外科

2026年9月20日

なんだか涼しくなって一気に秋らしくなってきましたね。今日は当院のある末広町の屋台が新しくなったとのことで入魂式にお邪魔してきました。勇壮なかけ声で屋台を担ぐ若い衆の気迫からエネルギーをもらった気がします。祭りの本番となる1カ月後の10月17日の土曜日ですが、屋台が通るために交通規制が入ることが予想されますので、通常診療は休診とさせていただく予定としております。連休明けから来院される方々にお伝えしていきます。

さて、当院では9月初旬からカルテ作成にAIを導入させて頂いております。仕組みとしては診察室の集音機が診察の会話を録音しており、AIのソフトがカルテに書き起こしてくれる仕組みとなっております。前にいた病院で、上の先生が診察の会話をボイスレコーダーで録音していて、それを事務の方がカルテに書き起こす作業をされていましたが、それを一手に引き受けてくれるソフトでなかなか便利なものです。

今までは患者さんが来たらパソコンに要点をタイピングしながら診察をしていたので患者さんに時々首だけ向けてモニターを見ながらの会話となっていました。
AIを導入してからは、AIが記載してくれているので患者さんに体を向けて診察することができるようになりました。研修医時代、接遇についての講座で“患者さんを見ずにモニターばかり見ている”は良くないマナーとして挙げられていたのでこれは改善することができて良かったと思います。

また、今の形式にしてから診察で自分がこんなにしゃべっていたのか、と驚かされてもいます。どうしても自分でタイピングしていると要点だけを記載するようなカルテになるので簡潔なものになりがちでした。患者さんの細かい訴えや不安に思っている点もAIは書き起こしてくれるので振り返る時に便利ではあります。医師側はちょっと冗長に話しているなーと反省することもあります。ついつい言葉を重ねがちになるんですよね…

実際にデモで膝が痛い架空の患者さんの診察をした時に書き起こしたカルテが以下になります。


【主訴】右膝痛
【現病歴】3日前から右膝内側に痛みを自覚。動作時痛および立ち上がり時痛あり。同様の症状の既往なし。
<患者さんの訴え>:
3日前から右膝に痛みを感じている。
右膝内側に痛みがある。
動かすと痛みがある。
立ち上がる時にズキッとする痛みがある。
スポーツはしていない。
<客観的所見>:
右膝内側に圧痛あり
関節水腫なし
レントゲン:内側の関節裂隙狭小化あり
<診断>:
#変形性膝関節症
レントゲンで関節裂隙狭小化を認め軟骨のすり減りが疑われる
右膝内側の痛みは変形性膝関節症による症状と考えられる
<加療計画>:
痛み止めの内服開始
湿布処方
2週間後に再診予約
効果不十分な場合はヒアルロン酸関節内注射を検討
ラジオ波焼灼療法も今後の治療選択肢として検討
激痛を堪えての運動は1から2週間控えるよう指導
次回受診時に症状の経過を確認し薬剤調整予定

こんな感じでなかなかちゃんとしたカルテになっている…!と少し調整して保存する流れになります。
今まではこの1/3くらいの文字量を頑張ってタイピングしていましたが、丁寧なカルテが一瞬で作れるならAIも悪くないですね。

弱点としては声に出さないことは記載してくれないことでしょうか(当たり前なんですが…)。診察で膝の内側を押さえながら「ここが痛いですか?」と聞いて「内側に圧痛あり」とタイピングしていましたが、「膝の内側を押さえると痛いんですね?」とAIのために声に出して言わなければいけないので少し面倒です。
あとは診察終了ボタンを押し忘れると次の患者さんと混ざったカオスなカルテを作ってくれるので、後から「あー…」となります。これは慣れしかないでしょうかね。

タイピングの苦労がなくなった分、患者さんの診察と治療に集中できるよう取り組んで参りますので、よろしくお願いします!


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