偽痛風と痛風|姫路市の夢前川駅より徒歩5分の整形外科|さとう整形外科

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偽痛風と痛風

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2026年8月20日

お盆休みを挟んで、リフレッシュしたスタッフ一同で診療を再開しております。
休みの間に植木に水やりができるように時間設定で水遣りできる自動水遣り機を設置しました。これで病院から離れても植木の枯れる心配がなくなり、安心です。
ひまわりやグラジオラス、朝顔が順調に花をつけています。受付に飾っている花もありますので、ご覧になってください。

本日は偽痛風という病気について書かせていただきます。痛風に比べると知名度が低いのではないでしょうか?


痛風は名前の通り、風が吹いただけで強い痛みが出るといわれる関節の炎症疾患です。血中の尿酸という物質が関節内に貯まることで炎症の原因になり、赤く腫れあがることで痛みが出現します。痛風は中年男性を中心に、高尿酸血症という生活習慣病が背景にあることが多いです。典型的には足の親指の付け根に出現しますが、他の関節に出ることもあります。治療法としては患部の炎症を抑える治療となり、安静・クーリング(患部を氷や保冷剤で冷やすこと)、消炎鎮痛薬を用いることが効果的となります。炎症が十分に収まった後で尿酸値を下げる治療を開始します。炎症が治まった直後に尿酸値を下げる治療を開始してしまうと炎症が再燃することがあり、注意が必要です。アルコール摂取やプリン体の多い食べ物を控えるなどの生活習慣の改善も重要になります。

一方、偽痛風ですが症状としては関節に強い痛みが出る点は痛風と共通になります。原因の物質が異なり、ピロリン酸カルシウムという物質が炎症の原因になります。こちらは高齢の方に多い印象で、炎症の部位も手関節や膝関節などの大きな関節になります。38度台の発熱を伴うこともあります。草刈りの後に膝が赤くはれ上がって立てないくらい痛みが出たと救急車で来院される方も以前の病院で診ました。

膝関節の腫れの場合、針を刺して関節液を抜くことで早く痛みを取ることができます。関節液は濁った黄色をしていて、検査に出すとピロリン酸カルシウムの結晶が確認できます。通常の関節液は透明な黄色をしています。採血して炎症反応が高くなっているのを確認することもあります。
先ほど、草刈りの話が出ましたが、脱水が偽痛風や痛風を起こす原因の一つになると言われています。脱水により血や関節液が濃くなることで発症するようですね。関節の打撲や普段使わない関節を使うことで偽痛風が起きることもあります。関節の袋についているピロリン酸カルシウム結晶が剥がれ落ちて関節液の中に入り、炎症の原因になります。車椅子や寝たきりの方が久しぶりに関節を動かすなどもきっかけになり得ます。
治療法は痛風と共通で炎症を抑える治療になります。安静・クーリングと消炎鎮痛薬を用いることで数日程度で痛みが軽くなります。痛風と違って食生活での予防はしにくいと言われていますが、脱水は予防できるので注意して水分摂取をしてもらいたいです。

脱水の影響で夏場に多い印象がある炎症疾患です。発症しないように予防が第一となりますが、関節の腫れや痛みが強い際は当院にご相談ください。

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